大切な人が被害者になったら

入院し集団生活をする事。
しかもそれが、同じ窃盗症の人たちや異なる病気で苦しんでいる人たちと一緒である事には意味があった。

 

・罪悪感を感じる経験ができた。

これは、窃盗をしたくないという大きな大きな動機になっている。
窃盗症の人たちと生活を共にするのだ。当然といっていいほど、物がなくなるのは日常である。
何より、私が病院内でも盗む側であったのだから断言していいだろう。説得力が違うと思う。

 

そこで親しくなった人が、仮に、誰かに物を盗まれて悲しんでいたら何を感じるだろうか。
私は被害者への共感加害者への怒りと、過去の犯行の罪悪感・後ろめたさを感じる。


もし自分が被害者であったとしたら恐らくは怒りばかりを感じるであろう。

 

他者と関わること、コミュニティに所属する事で得られるとても大きな効果だと思う。