更生

更生についてである。
更生、本来であれば自身が与えた苦痛、犯した罪に関して考えるべきであろう。
だが、未だくすぶっている自身の被害者としての恨みの感情をどうにも望ましく処理できていない。そしてそれが原因で自身の行為と十分に向き合えない。


誰から加害されたと思っているのか。主に両親である。
誰に対する恨みなのか。主に両親と・・・・、やはりこれも両親である。


どのような恨みなのか、どうすればその感情が氷解するのか、じっくりと向き合う必要がある。

被害と加害は全く別のこととして切り離して考える必要があるが、それを行うには自分の理性はあまりにも未熟だ。

自分が思っている被害体験を列記し、リスト化するというのが解決の方法の一つであろうし、今のところそれ以外に思いつかない。

そして、気が収まったら自分が行ったことを別に思い出し箇条書きにしそれぞれ考えるべきだ。

 

応報的か修復的か、そういったことを以前熱弁した記憶もある。

だが、先日気が付いた。自分は加害に対する処罰感情云々というより、悲しかったという思いを聴いて欲しいのだ。

実際に、口に出してみて自分が悲しかったのだと認識できた節がある。

聴いてもらった相手は親や関係者ではない。食事を同席していた仲間たちである。

穏やかに聴いてもらい受け入れてもらった。少なくとも自分はそう感じた、そう思った。

 

 

やはり加害行為と向き合う前につい被害者としての自分が前面に出てくる。

また、親に関して考えるのであれば彼らからの加害についてだけでなく、してもらったこと、感謝するべきことについても考えるのが公平というものだ。

 

どうにも穏やかに、考えるべきことについて考えることができない。

もういちど日を改めて、考えよう。